石野卓球監修によるDJ MIX CDのバイブル「MIX–UP」の後継シリーズ「DJF」！
1 TAKBAM / Elektronische Tanzmusik
2 THOMAS SCHUMACHER / Wig Out Into
3 DJ BAM BAM / Bang Those Drum
4 Paul / A PAUL Cubensis
5 F.E.O.S VS M/S/O / Ideas & Experiences
6 SURGEON / Box Version 2
7 WILLIAM PAYEUX / A-1
8 DJ RUSH / The Breaks
9 JAMES RUSKIN / The Divide
10 SIDESTEPPER / Highjack
11 .KOTA / Theme(Dog Teacher)
12 Nico Awtsventin / Funx Patterns
13 Shake A.K.A. ANTHONY SHAKIR / Frictional Beat No.4
14 TRAXMEN / Still Bangin
15 石野卓球 / Supreme
16 POPACID / Acid Bonny
17 電気グルーヴ / Asunaro Sunshine（Takkyu Ishino Remix）
18 石野卓球 / Polynasia
19 JOHANNES HEIL / Enter Club
20 DJ BAM BAM / The Record Spinz
21 HUCKER / Just Play
22 TECHNASIA / Future Mix
23 田中フミヤ / Phase
24 SPACE / Save Your Love For Me
25 SHADOWMAN 2 / Bionic Space Beats
テクノDJの教科書とも言えるMIX-UPシリーズからワールドワイドに活躍するDJに焦点を当てたDJFシリーズ。
第1弾のウエストバム、第2弾のカールコックスに続いて、第3弾は石野卓球が登場！
前作のMIX-UPでみせたカラフルでキャッチーな選曲ではなく
大箱映えしそうなハードミニマル路線を突き詰めた内容！
それではWIREでのプレイをおもわす今回の選曲のハイライトを紹介します。
今作は1曲目から既にハイライト！
石野卓球とウエストバムのユニットTAKBAMの「Elektronische Tazmusik」のアカペラループをTHOMAS SCHUMACHERの「Wig Out Into」に2分弱被せるというロングミックスを披露。
この曲は音色に無駄がなく、音の足し引きが見事！
今聴いてもグッとくるものがあります。
続いて思わず拳を振り上げたくなる強めのキックがズンズンとくるDJ BAMBAMの「Bang Those Drum」。
序盤は気持ちいいくらいハードミニマルでぐいぐい攻めてきます。
テクノ界の神童と呼ばれたSURGEONのダーク＆ビターな硬質ミニマルテクノ。
シカゴテクノ界の雄DJ RUSHの「The Breaks」でひと盛り上がり築いたあとはよりディープな展開へと突き進みます。
このDJ MIXから4曲ピックアップされて発売された12インチシングルに収録されていた.KOTAの「Theme（DogTeacher）」はこれでもかというくらい展開が少なくひたすらハードなビートで疾走する理想的なミニマルテクノ。
こんなMIXの難しい曲を1分弱のロングミックスで展開に彩りを添えるあたりはさすがです。
ここからは卓球氏らしい跳ねたビートでフロアをヒートアップさせていきます。
お祭りのリズムのような陽気なビートANTHONY SHAKIRの「Frictional Beat No.4」からスカスカビートでお馴染みのレーベルDancemaniaの看板アーティストTRAXMENの「Still Bangin」。
この陽気路線に見事にマッチするポップなアシッドテクノ「Acid Bonny」の流れは見事です。
お次の曲は電気グルーヴのライブ定番曲「Asunaro Sunshine」の石野卓球氏リミックス。
このミックスはこのDJ MIXでしか聴くことができなのではないでしょうか。
アシッドなベースラインに「アスナロサン」と連呼するボーカルループが見事にマッチした隠れた名リミックスです。
そしてここがこのMIX CDの最大の聴きどころ！
石野卓球氏のフロアキラーアンセム「Polynasia」！！！！
和太鼓のリズムを引用したお祭りトライバルハードテクノ！！！
ここまで19曲、ひたすらハードミニマルで疾走ているこのDJ MIXも終盤に差し掛かりました。
卓球氏のファンにはお馴染みのボイスサンプル「The Record Spinz」。
強めのキックにスカスカなポコポコリズム、奇天烈なビートが重たい雰囲気を軽やかに中和するフランステクノ界を代表するThe Hackerの「Just Play」。
そして当時のテクノ界の最先端を走っていたTECHNASIAのヒット曲「Future Mix」に盟友である田中フミヤ氏の疾走するハードミニマルをミックス。
この曲でフロア全体がオールハンズアップ！！
多幸感あふれるSPACEによる70年代歌物エレクトロ・ディスコ「Save Your Love For Me」。
フロアが多幸感に包まれたあとは変速ブレイクビーツで幕を閉じます。
以上、駆け抜けた全25曲。
メジャーレーベルのSONYからここまでハードミニマルな選曲のDJ MIXがリリースされていたとは信じがたいくらいです。
卓球さんのDJ MIXの中でも一番聴いたのがこのDJF400。
国内最大級の屋内型レイヴパーティー「WIRE」につながるレイヴ寄りな選曲、テンション上がること間違いなしです。
DJ MIX CDのバイブルとも言える「MIX-UP」全タイトルを紹介していますのでよろしければどうぞ↓
今回は笑いだけでなくイイ話もあり「メロン牧場 7」↓