暮らしそのものが美術館。日常生活にある美の空間へ誘う京都の隠れた名所「河井寛次郎記念館」

こんにちは。

京都でゆるミニマリストとして日々軽めに暮らしている元埼玉県民のsazmです。

京都に移住してからお皿や器など作家ものに興味を持つようになりました。

その中でも普段使いしている日用品の美を再認識させた民藝にはすごく惹かれるものがあります。

その民藝運動の中心人物でもある河井寛次郎が生前住んでいた自宅が京都・清水にあるのはご存じでしょうか。

その自宅は昭和48年に「河井寛次郎記念館」として開館、当時の状態のまま保存されており、河井寛次郎の暮らしぶりを体感することができます。

今回の記事では筆者のお気に入りスポットであり、穴場スポットでもある「河井寛次郎記念館」をご紹介します。

場所は市バス206系統「馬町」下車徒歩1分、「五条坂」からは徒歩4分くらいとアクセス便利な場所にあります。

観光地から少し離れた場所にある住宅地の中にひっそりと佇んでいます。

看板から徒歩1分くらいで到着です。

河井寛次郎記念館の見どころ

1 美術館で展示クラスの陶芸品や木彫りの彫刻がショーケース無しに飾ってある。

2 町屋・古民家・民藝・陶芸をいいどこどりで楽しめる。

3 開放感ある中庭に見習うこと多し

この家は、河井寛次郎が日本各地の民家(主に飛騨高山)を参考にしつつ、独自の構想のもとに設計し、昭和12年に建築されたものです。

人間国宝の黒田辰秋氏の飾り棚や柳宗悦寄贈の柱時計や浜田庄司氏寄贈の箱階段などショーケースに入れられることなく生活感そのままで配置されています。

それぞれ存在感ある家具や生活雑貨に無駄な解説がなく、美術館のような陳列がされていないのも当時の暮らしを感じさせるポイントの一つ。

椅子に腰掛けることも可能。

囲炉裏を前にしばし思案にふけます。

タイミングが合えば看板猫に会うこともできます。

そして廊下にある洗面所の流しも味が出ています。

扇風機もレトロ!

簾の隙間から入り込む日差しが美しい。

開放感ある中庭。

石の招き猫を発見。

この家を建てた時に市内の道具屋で購入したものとのこと。

河井寛次郎が実際に使った窯も見ることができます。

登り窯手前の休憩所では河井寛次郎作品の展示がありました。

奥には河井寛次郎が実際に使用した登り窯を拝見することができます。

この日は自分の他に1人しかいなかったので30分くらいゆっくりいさせていただきました。

日々の暮らしにある美意識を養うのにここはとても得るものが多いです。

椅子や机、柱や壁など高価でなくとも丁寧に磨き込んでいけば暮らしが美しくなるということを気づかせてくれました。

この記念館をでた時にはパンフレットに書かれているとおり、何かの美、何かの感動、何かの驚き、何かのやすらぎを覚えているのは間違い無しです😀

河井寛次郎記念館

開館時間 午前10時〜午後5時(入館は4時半まで)

休館日  月曜日(月曜日が祝日の場合は開館、翌日が休館)

市バス「馬町」下車 徒歩1分

京阪電車「清水五条」駅より徒歩10分

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