【京都レトロ探訪】昭和〜平成〜令和まで親子代々で引き継がれた京都・大丸「ファミリー食堂」

こんにちは。

昭和の香りを色濃く漂わせるスポットを紹介する【京都レトロ探訪】

今回は明治45年に今の場所に設立された京都・大丸の8Fにある「ファミリー食堂」に行ってきました。

今では絶滅危惧種として懸念されている百貨店デパート。

地方では駅前デパートが続々廃業が進んでいるなか、ここ京都・大丸は場所がらいつも賑わっており、まだまだ大丈夫なご様子ですが・・・

なんと、8Fファミリー食堂含むレストラン街が2022年2月末をもって改装工事に入るとの情報が!

残念なことにあの昭和のゆる〜い感じがなくなってしまいます。

あのレトロな筆記体やショーケース、子どもからお年寄りまで対応したバラエティ豊かなメニューも恐らくなくなってしまうことでしょう。

親子3代で通ったという常連さんも多いこのファミリー食堂に子どもと一緒に行ってきましたので紹介いたします。

デパートの魅力はなんといっても入り口の重厚感!

個人的には地下鉄連絡通路からの入り口が好みです。

大丸地下鉄連絡口

10年ぐらい前まではエレベーターガールがいて、さすが一流のデパートだなと感心したものです。

エレベーターで8階まで行くと屋上広場に着きます。

ここの雰囲気もレトロ。

日曜日の午後は子どもたちの憩いの場となっていたのでしょう。

この広場も改装されてしまうのでしょうか。

屋上広場からファミリー食堂の入り口があります。

このフォントと名食街という響きにグッときます。

デパートのレストランといえばショーケース!

ここまでバラエティ豊富だと子どもから大人までかなり迷ってしまいます。

フォントが良い
かなり豊富なメニュー

なんとご愛顧感謝メニューとして大人のお子様ランチが!

小さい頃にここでお子様ランチを食べていた大人には嬉しいメニュー!

ファミリー食堂のオーダーは少し変わっていて、店内に入ってメニュー表を見ながら注文ではなく、入口レジカウンターでオーダー・お会計を済ましてから入店となるので、ショーケースのメニューを覚えておかないといけません。

だからあれだけ豊富なショーケースだったのですね。

慣れていないとえーっとといいながらショーケースに確認しに行かなくてはなりません。

今日は平日の昼下がりだったので店内はガラガラでしたが、土日の昼ごろは外の順番待ちの椅子がいっぱいになるくらいの大盛況です。

さすが親子3代まで通うことだけあって昔ながらのファンが多いです。

ベテランと思わしきおばちゃんに案内されてソファ席へ。

見渡すとざっと100名ほど収容できそうなくらい広い店内です。

椅子・テーブル・床・壁すべてが昭和の香りがします。

まるで高度成長期に建てられた団体旅行向けリゾートホテルの食堂のようです。

テーブルに備えられた小物もいい味出しています。

自分はハンバーグと唐揚げとエビフライのセット、子どもはお子様ランチをオーダーしました。

さすが大丸とだけあってお値段は強気の高め設定です。

まずはお子様ランチが来ました。

子どものハートをしっかり掴む黄金トリオ(ハンバーグ・エビフライ・唐揚げ)にケチャップライス、そしてデザートにプリンと完璧です。

お子様ランチ980円

自分のハンバーグセットも来ました。

よく見たら子どもとメニューがかぶっていました(笑)

ハンバーグセット1280円

久しぶりの外食での洋食でしたがお味は美味しいです。

このファミリー食堂のもたらす雰囲気が自分の幼き時代の思い出とあの頃に食べたハンバーグの味が蘇えり、懐かしさも合わさってなんだか童心に返った感じがしました。

自分の幼い頃も家族でたまにデパートの屋上レストランで外食することがありましたが、年に数回あるかないかの特別なことなので、ものすごく楽しかったし美味しかった記憶が今でも残っています。

偏食であまり量を食べないうちの子どももサラダ以外は完食しご満悦。

この子が大きくなった時、このお子様ランチの味を覚えてくれているといいのですが・・・

昭和・平成・令和まで家族に楽しみを提供し続けてきた京都・大丸「ファミリー食堂」も2月末までの営業。

2023年の春にどのようなレストラン街になるのか楽しみではありますが、この昭和レトロな雰囲気を味わいたいなら今しかありません。

ぜひ大人のお子様ランチをオーダーしてみてください🙂

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