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京都市街から人里離れた比叡山の西麓にある洛北屈指の門跡寺院
こんにちは。
京都でシンプルで軽めに暮らすことを目標としている元埼玉県民のゆるミニマリストsazm(サズム)です。
今回ご紹介するのは、筆者sazmのお気に入りスポットでもあり、京都屈指の紅葉の名所として知られる「曼殊院門跡」。
場所は修学院離宮のやや南側、京都市バスなら「修学院道」、叡山電車なら「修学院駅」が最寄り。
それぞれ徒歩で20分弱かかりますが、道中が歴史的風土特別保存地区なので、人里の喧騒離れたのどかな風景に心が洗われます。
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のどかな風景を楽しみながら山の麓に進んでいくと参拝者入口が見えてきました。
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初夏は青紅葉、秋は紅葉が見事です。
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ここでちょっと曼殊院についてご紹介。
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曼殊院は、天台宗の門跡寺院で、青蓮院、三千院、妙法院、毘沙門堂と並ぶ五箇室門跡の一つ。
創建は、最澄が比叡山に健立した一堂に始まり、1656年に現在の地に移り、建物や庭園が整備されました。
門跡寺院だけあって多くの文化財が所蔵され狩野永徳や狩野探幽の襖絵や障壁画を間近で鑑賞することができます。
そんな多くの文化財の中でも特に貴重なのが日本の三不動の一つである「国宝・黄不動明王像」が所蔵されています。
オリジナルは京都国立博物館に寄託されていて、曼殊院では模写版が展示されているのですが、150年ぶりに宸殿(しんでん)が再建され、前庭の整備が完了したことを記念して、
令和5年5月13日〜6月30日までの期間限定でオリジナルが里帰り特別公開!
今後は劣化や剥落を防ぐために秘仏となり、一般公開はこれが最後!
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しかも今回の展示では模写とオリジナルが並べて展示されるため、2種類を間近で見比べることができます。
筆者も拝見させていただきましたが眼光鋭き不動様を目の前にして思わず背筋がピンとなりました。
肉眼でもはっきり鑑賞できる距離なのがお値打ちものです。
そして、再建された宸殿の前庭には「盲亀浮木之庭(もうきふぼくのにわ)」と呼ばれ、白砂で大海原を表現した枯山水がお披露目されました。
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さらに奥へ進むと名勝庭園指定された小堀遠州好みで深山と海洋を表現した枯山水が広がります。
水の流れを表した砂の中には鶴島と亀島があり、鶴島には樹齢約400年の五葉の松があり、鶴をかたどっています。
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筆者はここの枯山水を眺めながら15分くらい心を無にしてぼんやりしています。
鳥のさえずりと虫の音をBGMにして体全体で感じる風がなんとも心地よいのでおすすめです。
見所多い庭園の他にも、桂宮智仁親王の御次男の良尚法親王による江戸時代初期の代表的な書院建築様式も見所の一つ。
重要文化財である大書院はあの桂離宮との関連が深く様式が類似した意匠をこらしています。
さらには、狩野永徳筆と伝えられている襖がある「虎の間」、菊をかたどった欄間が見事な「富士の間」、約10種の寄せ木をもって作られた曼殊院棚のある「黄昏の間」など貴重な文化財を鑑賞することができ、ちょっとした博物館のような趣きもあります。
また、事前予約が必要で別途拝観料1,000円がかかりますが、重要文化財に指定されている小堀遠州好みの3畳台目の茶室「八窓軒」があります。
「八窓軒」は南禅寺「金地院八窓席」、大徳寺・孤蓬庵「忘筌席」と並ぶ京都三名席の一つで、こじんまりした空間の中にハつの窓があり、茶室内に入ることができるとこという貴重な体験ができます。
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他にも谷崎潤一郎が寄贈した鐘や写真撮影禁止の幽霊掛け軸もあります。
怨念を感じさせるような恨めしい女性の幽霊の絵に背筋がひんやり。
怖いのが苦手な方は素通りするのが無難です。
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所要時間はゆっくり拝観して30分くらい。
数多くの文化財に加え、四季彩りに変化する庭園が見応え抜群。
最寄り駅からはだいぶ距離がありますが、歩くのが苦にならないのどかな風景に囲まれた道のりなので都会暮らしの方には癒されることでしょう。
そして道中にはこんな素敵なカフェがあります。
山道具とごはん 麓
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このあたりにはコンビニ・飲食店がないのでこの場所でこのクオリティのごはんがいただけるのはとてもありがたい。
修学院地区で採れた新鮮な野菜がとても美味しい。
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さらには、比叡山登山口に近くということもあって山道具のウェアや小物も販売しています。
筆者sazmが愛用しているMINIMALIGHTの商品も扱っています。
麓さんは住宅地の中に溶け込んでいるので見逃さないよう看板が目印。
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また、曼殊院の近くには修学院離宮もあるので事前予約して一緒に拝観するのがおすすめ
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京都移住者がリピートしてしまうほどお気に入りスポット曼殊院門跡。
街中の喧騒から離れて時間の余白を楽しみたい人にはぜひおすすめです😀
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