ある日、ポストの中に見慣れないチラシがひとつ紛れていた。

マルシン飯店といえば、東山三条のあたりで深夜まで営業している老舗の中華料理店。
夜遅くまで営業していることでも知られ、飲みの〆や深夜の一杯を求めて足を運んだことがある人も多いはず。
そんなマルシン飯店がなぜか岩倉という静かな住宅街に、しかも自動販売機を設置しているという情報を入手。
気にならないわけがないのでさっそく確かめに行ってきた。
場所は京都市左京区岩倉。
蔭山花店のすぐ横にひっそりと自販機が立っている。
岩倉のAコープを右に曲がって、車でおよそ3分。
住宅街の中を進んでいくと突然あらわれた派手な自販機。
赤を基調にしたインパクト抜群のイラストが目を引き、迷うことなく見つけることができた。

マルシン飯店の冷凍生餃子直売店。
メニューはシンプルで、7個入りが480円、15個入りが980円の2種類のみ。
必要な分だけ気軽に買える。

4人家族なので15個入りを購入。
冷凍のため袋の中はキンキンに冷えている。
袋がなければ持ち帰りは厳しいのでエコバッグは必須だ。

それでは自宅で調理スタート。
パッケージのデザインが食欲をそそる。

中身はこんな感じ。
きっちり並んだ冷凍餃子がぎっしり入っていて思った以上に本格的。
そして個人的にツボだったのが、「内祝いに生餃子を」のチラシ。

初めてでも安心。
丁寧なマニュアル付きなので、普段キッチンに立たないお父さんでも迷わず調理できる。

15個入りということで、大きめのフライパンを使って一気に焼いていく。
冷凍のまま並べて説明書通りに加熱すれば、あとは香ばしい焼き目がつくのを待つだけ。
ジュワッという音とともに、食欲をそそる香りが立ち上ってくる。

完成!
パリッと焼けた皮の香ばしさと、手作り餡のふわっと立ちのぼる香りが食欲を刺激する。

実食してみると…普通に美味い。
市販の冷凍餃子と比べるとあんに手作り感があって、ニンニクの香りや野菜の甘みがしっかりと感じられる。
まさにお店で食べるあの味が自宅で気軽に楽しめる感じ。
しかも24時間いつでも買えるという手軽さ。
近所にあったら確実にリピートしてしまいそう。
とはいえ設置場所は岩倉。
市内中心部からだとやや距離があるので、観光のついでに—たとえば「岩倉実相院」の帰りに立ち寄るのがちょうどいいかもしれない。
追記↓
冷凍生餃子にお値段高め(630円)の熟成ヴァージョンが登場!

↓天津飯の餡(あん)登場!