軽めに暮らす、すなわちミニマリストを目指してようやく1年。始まりから今現在まで。

こんにちは。

物質主義、消費社会に嫌気がさし、このコロナ禍において軽めに暮らす、すなわちミニマリストになることを決意してようやく1年が経過しました。

いろいろなかたの成功体験を励みにしつつ、己の欲望と戦いながらも少しずつ暮らしが軽くなりました。

私がミニマリストを目指した経緯とここ1年で加速した理由を共有できればと思います。

ミニマリスト以前….

私はアラフォーですので平成の前半をほぼ思春期ですごしました。

バブル崩壊後とはいえ、まだまだ消費文化が優位でしたので、

良いものをより多く

という考え方がもてはやされる時代でした。

そんな私がより多くのものに時間とお金を費やしたのが

音楽、ファッション、飲み会

CDやレコード、DVDで約2000枚、洋服もワイシャツ2万円、スーツはオーダーメイド15万円、毎週のように飲み会で1万円などなど,お金は使うものという考え方が当たり前でした。

今みたいにインターネットが普及していなかったので芸能人御用達とか限定○枚とか情報も受け身でしかなかったので欲望にブレーキがかからなくなっていました。

その頃は人よりお洒落で博学、交友関係も広くて遊び上手がもてはやされていましたから、ゴールが見えないより良いもの探しに明け暮れていました。

とはいえ平成20年あたりからは一人暮らしを始めたので,今までのように浪費ができなくなりモノは減っていきましたが、より良いものという考え方が拭いきれず10万の靴やモンクレーのダウンなどをボーナスの度に購入していました。

そのときに思うことってこの服は10万くらいするけど、10年ぐらい着るし1年単位で換算したら1万くらいだし良いかっていつも思っていました。

この逸品はコムデギャルソンがマッキントッシュに別注したゴム引きコート,14万くらいしたと思います。

今も我が家の狭いクローゼットの一角を占有しておりますが購入してから30日くらいしか着ていません。

高価すぎて汚れや破れが気になりここぞという時にしか着ていなかったのですが,経年劣化で色褪せゴワツキがでてきてメンテナンスできていない服を着続けているような感じがしてテンションが下がってしまいます。

ただ,捨てるにも捨てられない,メルカリでは傷や汚れありでは済まないくらい中のテープがビリビリとなっており,持っているだけで気持ちが凹んでいます。

ミニマリストとの出会い

ベタですがこの著書との出会いがきっかけです。

ちょうど4年くらい前に狭い一戸建てを購入したこともあり,ときめかないものは処分するかと作業しつつもほとんどときめいてしまったため,マインドを変えなあかんということで,この本を購入しました。

著者の佐々木さんもモノに溢れかえっていたマキシマリスト出身だけあってビフォーアフターな考え方やモノを捨てるためのポイントをうまく説明してくれているのでかなりモノを減らすことができました。

そして最大の変化がモノを増やさなくなりました。

観光地では,行った思い出としてパンフレットをもらっていましたが今は心に留めておいています。

家族ができて狭い家なのでミニマリストにならざるを得ない状況ではありましたが,この頃から持たない暮らしがスタートしてきました。

ミニマリストが加速してきたこの1年

なるべく持たないようにし,お金を使う時は暮らしがプラスに変化や時間節約できるもの,または投資や旅行などの経験以外にほとんどお金を使わなくなってきて,今所有してきたときめいていたモノたちもフリマサイトでばんばん出品し始めたのがこの1年で加速しました。

そして同時にこの本との出会いもミニマリストを加速させました。

斎藤幸平「人新世の資本論」

この本すごく良いです。メルカリで定価で売ってからまた買い直しました。

かなり衝撃な真実を提示し,このまま地球に住み続けるためにはどうしたら良いかまで提案しております。

ミニマリストな本ではありませんが,この資本主義社会が生み出した終わりなき成長路線がこの地球を滅ぼすというショッキングなことが書かれています。

この本を読んでからファストファッションを気軽に買えなくなりましたし,コンビニには立ち寄らなくなりました。

そして,巨大産業を斜めに見てしまうようになってしまいました( ; ; )

買わないことが地球に良いことであり,少しでも良い環境を次世代に繋げていきたいと思うとより消費をしなくなりました。

みんなが倹約家になると経済が発展しないと危惧されますが,そもそもこの世の中がモノやサービスが過剰であるということを指摘しています。

(少し前の恵方巻きなんかそうですよね)

少なくとも今起きている地球温暖化や異常気象は人,モノが過剰になりすぎたことで発生しているといっても過言ではないともいえます。

この本では,先進国が快適を享受している裏では発展途上国が犠牲になっていることを強く警告しています。

洋服とか日用品とかでも,MADE IN JAPANでいいものがあるので,最近は少しお金が高くとも日本が豊かになるようなお金の使い方をしたいという気持ちになっています。

これから….

最後に,この1年間で生活費が下がり,モノの価値を判断できるようになったと思います。

このコロナ禍で仕事やお金の不安が心から離れない中,少しでもゆとりができるように,これからもミニマリストを続けていきたいと思います。

ミニマリストを初めて唯一のデメリットが…..

捨てたい病

です。

常に何を捨ててスッキリしようかと思考がぐるぐる回り出す時があります。

家族には迷惑かけない程度,軽めのミニマリストを目指します🙂

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