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「京都のソウルフード!クセになる『カラシソバ』の名店5選」

みなさんは「カラシソバ」をご存じだろうか。

京都市民のソウルフードともいえる存在で、京都の町中華ではほぼ必ずと言っていいほどメニューに載っている一品。

筆者も京都に移住するまではまったく知らなかったが、愛読書『京都の中華』でその存在を知り、「いつか食べてみたい」と密かに思っていた。

そんな折、ふとしたきっかけで無性に食べたくなり、京都市内にあるカラシソバの名店を一気に巡ってみた。

今回紹介する5店舗は「京都 カラシソバ」で検索すれば必ず名前が挙がる有名店ばかり。

どの店も味の方向性は大きく変わらないから店の雰囲気や立地、そしてサイドメニューの豊富さなどで選ぶのも楽しみ方のひとつ。

それでは、京都市内で「カラシソバといえばここ!」と言える人気店をまとめたので、ぜひチェックしてみてほしい。


▪️鳳泉(河原町二条)

京都市役所のすぐ近くに店を構える「鳳泉」は平日でも行列が絶えない超人気店。

2009年のオープンと聞くと新しそうに感じるが、その背景には京都中華の名店「鳳舞」で20年以上にわたり腕を磨いたオーナーシェフの確かな技術と経験がある。

「鳳舞」は惜しまれつつも2009年に閉店してしまったが、その味をしっかりと受け継いでいるのがこの「鳳泉」。

こちらでは「カラシソバ」のことを「エビカシワソバ」と呼び、見た目は京都のカラシソバそのもの。

マイルドな辛さのあんかけがたっぷりとかかり、ふわっとした優しい味わいに、ツンと鼻に抜けるカラシの風味がくせになり気づけば夢中になって箸を運んでしまう。

さらに、鳳泉はエビカシワソバだけでなく、どの料理も平均点が高い。

中でも酢豚は「京都中華の酢豚はこうあるべき」と思わせてくれる逸品で、肉は一口サイズで柔らかく、甘酸っぱいあんはさっぱりとしていてしつこさが一切ない。

京都で京都中華を堪能したいなら、まずはここから。

観光の合間でも立ち寄りやすい立地なので、ぜひ訪れてその味を体験してみてほしい。

インフォメーション

鳳泉(ほうせん)

住  所:京都市中京区河原町二条上る清水町359AXEABビル 1F

営業時間:11:30〜14:30、17:00〜20:00

定 休 日:月曜日、火曜日


▪️京の中華 ハマムラ みやこみち店(京都駅)

京都中華の老舗といえば、まず名前が挙がる「ハマムラ」。

店舗の入り口には大きく「カラシソバ」のポスターが掲げられており、その力の入れようは一目瞭然。

「カラシソバといえばハマムラ」とイメージする他府県の人も多いほど、その認知度は抜群で店内のお客さんの大半がこの一品を注文している。

運ばれてきた際には、必ず店員さんから「よく混ぜてからお召し上がりください」と案内があり、

その言葉通りしっかりと餡と麺を絡めていくとカラシのツーンとした香りが立ち上がり食欲を刺激してくる。

味わいは見た目通りまさにスタンダードな京都のカラシソバ。

程よい辛さと、やや濃いめに味付けされた餡が麺としっかり絡んで、王道の美味しさを楽しめる。

さらに麺とセットで注文できる「ハーフ天津飯」を追加すれば、ボリューム的にも大満足。

京都駅構内という抜群の立地もあり、時間帯によっては混雑や行列は避けられないが、観光の合間に京都のソウルフードを楽しむにはうってつけの一軒。

旅の思い出に「カラシソバが食べたい」と思ったら迷わず訪れてほしい。

インフォメーション

京の中華ハマムラ みやこみち店(京都駅)

住  所:京都市下京区東塩小路釜殿町31-1 近鉄名店街みやこみち内

営業時間:平日 11:00〜22:00(LO 20:20〜20:30の間)

     土日祝 11:00〜21:00(LO 20:00)

定 休 日:なし


▪️龍鳳(新京極商店街)

新京極商店街を何度も往復してきた筆者でもなかなか気づけなかった隠れ家的存在の名店「龍鳳」。

新京極通りのアーケードからわずかに外れた場所にあり、観光客どころか人通り自体も少ない立地でひっそりと営業している。

40年以上の歴史を感じさせるその佇まいは、一見さんには少しハードルが高そうな雰囲気だが、勇気を出して扉を開けてみると、親切な接客が迎えてくれるのでご安心を。

外からは中の様子がわからないものの、店内は地元客と観光客が程よく入り混じりほぼ満席の賑わい。

名物のカラシソバはしっかりと刺激のあるカラシの風味で、鼻に抜けるツーンとした感覚がクセになる。

他店のカラシソバと比べると餡の濃厚さが際立っており、これは鶏ガラと昆布から丁寧に取ったスープの旨味がしっかり効いているからだそう。

新京極通りという好立地にありながらまるで隠れ家のようなこのお店で、知る人ぞ知る京都のカラシソバに出会うことができる。

インフォメーション

龍鳳(りゅうほう)

住  所:京都市中京区新京極町通六角東入ル北側桜乃町450

営業時間:11:30〜19:30

定 休 日:水曜日


▪️鳳舞楼(新町中立売)

観光ついでにふらっと立ち寄るにはやや不便な立地にあるものの、それでもぜひ訪れてほしいのが「鳳舞楼」。

2015年オープンと比較的新しい店だが、店主は京都中華のレジェンド「鳳舞」で麺作りを担当していた実力者。

そのため「京都の中華」好きの間では、すでに名の知れた存在。

実際にカラシソバを食べた第一印象は、とにかく「麺が美味い!」のひと言。

カラシソバといえば、もちっとした太めの麺が定番だが、鳳舞楼は細麺ながらコシのある縮れ麺。

これが濃厚な餡と絡んで、想像以上の感動的な美味しさを引き出している。

正直、カラシソバの「麺」でここまで違いを感じたのは初めてで、個人的にはナンバーワンを挙げたいほど。

餡は淡めの味付けで、しんなりとしたレタス、ぷりぷりの海老、そして野菜の自然な甘みがカラシの辛さを程よくマイルドになっているから、他店に比べても一番食べやすく、するすると胃に収まっていく。

さらに、お昼のセットで注文した焼売も絶品

具材の中に山芋のようなシャキシャキした食感が混ざっていて、これがまた新鮮な驚きだった。

店内は明るく清潔感があり、カップルでも気軽に入れる雰囲気。

徒歩で行くには少し不便な場所ではあるが、それでも「わざわざ行く価値のある一軒」と胸を張っておすすめできる。

インフォメーション

鳳舞楼(ほうまいろう)

住  所:京都市上京区新町通中立売下ル仕丁町327-7

営業時間:11:30〜14:30(L.O14:00)、17:00〜21:00(L.O 20:00)

定 休 日:火曜日、水曜日


▪️平安(祇園)

今回ご紹介した中でも、最もインパクトがあり記憶に残ったのが祇園にある「平安」。

祇園という抜群の立地にありながら、雑居ビルの奥にひっそりと構えており、まるで一見さんお断りかのような雰囲気。

しかし、いざ店内に入るとその印象は一変。

アットホームで居心地の良い空間が広がっている。

ここ「平安」の名物カラシソバは、辛さのレベルがなんと「中学」「高校」「大学」とユニークな設定。

店主によると、大学レベルになると餡を作る時点で大量のカラシが必要で、作りながら涙が出るほどだとか。

さらに、裏メニューとして「社会人」なる超激辛が存在し、これまでにクリアしたのはわずか8人だけというから驚き。

筆者は初訪問だったため無難に「中学」を注文したが、それでもこれまで食べたカラシソバの中で一番と言えるほどの刺激。

あっさりとした味わいの中に、しっかりと効いたカラシのツーンとくる風味が絶妙で、まさにクセになる一杯だった。

味のインパクトはもちろん、店の雰囲気やユニークな辛さ設定も含めて、間違いなくおすすめできるお店。

京都・祇園を訪れた際には、ぜひ立ち寄ってみてほしい。

インフォメーション

平安(へいあん)

住  所:京都市東山区八坂新地冨永町131

営業時間:12:00〜14:00、17:00〜22:00

定 休 日:水曜日


いかがだっただろうか。

京都以外に住んでいる人にとっては、正体不明だった「カラシソバ」も、きっと一度は食べてみたくなったはず。

名前こそカラシソバだが実際は刺激もマイルドで鼻に抜けるほどよいツーン感がクセになる。

そして、美味いカラシソバがある店には、たいてい酢豚や春巻きといった他の料理もうまいという法則。

京都観光のついでに、ちょっと贅沢な町中華を堪能するのも悪くない。

ラーメンだけじゃない、京都中華の世界をぜひ体感してみてほしい。

▶︎からしそばで京都移住者が思うこと

https://note.com/sazmism/n/nd8bec2cae0a3

筆者の愛読書!「京都の中華」※平安が掲載↓

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