こんにちは。
京都でゆるミニマリストとして軽めに暮らしている元埼玉県民のsazmです。
今回は「京都に移住してプチ良かったこと」と題して
ふとした瞬間に感じるささやかな幸せをご紹介します。
京都移住を考えている方への参考になれば幸いです。
筆者紹介・・・埼玉県出身。京都に憧れて2008年に単身移住し、15年以上経った今でも京都が大好きで休日はもっぱら自転車で京都巡り。
京都検定2級保持者、1級合格を目指してます。
豆腐の美味しさが別格
京都の豆腐がなぜ美味しいのか?
京都は良水が豊富なためいい豆腐ができると北大路魯山人が言っていますが
そのとおりではないかと思います。
関東にいる頃から京都といえば湯豆腐という認識はありましたが
移住してから自宅で一人湯豆腐してしまうくらい湯豆腐が気軽なご馳走。
自宅の近くには個人経営の豆腐屋さんがあり、中には100年を超える老舗もあります。
近所のスーパーでも豆腐の種類が豊富で老舗の豆腐を購入することが可能。
100円ぐらいの価格差であれば間違いなく老舗の豆腐がおすすめ。
豆腐なら高級料亭や老舗旅館と同じ食材を250円程度で購入することもできます。
筆者御用達のお豆腐↓
・大本山南禅寺御用達 京豆腐 服部(京都市左京区)
・大徳寺 京豆腐 小川(京都市北区)
・平野とうふ(京都市中京区)
京豆腐 服部は京都市内のスーパーでお手軽に購入することができます。
お値段もお手頃でお揚げと一緒に味噌汁に入れると気分が上がります。
大徳寺 京豆腐小川は映画「マザーウォーター」の舞台にもなった明治創業の老舗の豆腐屋さん。
数年前から近所の洛北阪急スクエアの食品売り場で取り扱いが開始されてからはかなりの頻度で購入。
そして、北大路魯山人や白州次郎に愛され、高級料亭や老舗旅館にも卸している平野とうふ。
ここでは高級食材を買うような気持ちで豆腐を購入しています。
平野とうふの白豆腐は別格!
食材ではありますが観光でも食べてみる価値ありです。
他にもとようけ茶屋(北野)や嵯峨豆腐森嘉(嵯峨)も人気です。
京都に住むと豆腐にこだわりを持ってしまうのは自然な流れではないでしょうか。
地域に銭湯文化が根付いている
京都の銭湯は神出鬼没。
京都の風情ある住宅街を散策しているとこんな場所に銭湯?
というくらい昔ながらの銭湯があります。
京都の銭湯業界でも別格の扱いを受けるのが京都市北区鞍馬口にある船岡温泉。
国の登録有形文化財に登録された脱衣所と浴室部分は一見の価値あり。
裸で見る美術館なんて言われてます。
そんな道を歩けば銭湯がある京都ですが
筆者の自宅の近所にも3軒!も銭湯があり、月に4回くらい通っています。
やっぱなんと言っても大きい風呂は格別!
そして湯船のお湯が熱い!
昔、東京・上野の銭湯で火傷するんじゃないかというぐらい
湯船のお湯が熱い下町銭湯に訪れたことがありましたがそれに匹敵するくらい熱い!
そんな熱い湯船に浸かりながらプチ贅沢を気軽に味わってます。
さらに京都の銭湯シーンを熱くしてくれているゆとなみ社もありがたい存在!
「銭湯を日本から消さない」という熱い思いをモットーに湊三次郎さんが中心となり、若手たちが銭湯シーンを盛り上げてくれています。
京都市内にはゆとなみ社が経営する銭湯が3軒もあり
・サウナの梅湯(下京区五条)
・源湯(上京区大将軍)
・鴨川湯(左京区下鴨)
ゆとなみ社はグッズのセンスもよくなんとCONELIUSとのコラボタオルまで販売!
京都に移住するなら近所に銭湯があるかも重要なポイントです。
パン屋がコンビニぐらいある
京都はパン屋が多い。
コンビニと同じくらい店舗数があるのではと思うくらい多い。
京都移住前はパンをパン屋で購入する習慣はなくほぼコンビニで購入。
今では、コンビニのパンではパン屋のパンとの
クオリティーが違い過ぎてまったく購入しなくなりました。
おかげでなんとなく健康です。
京都のパン屋の特徴はチェーン店が少なく個人店が多いところ。
チェーン展開しているパン屋でも進々堂や志津屋も美味しい。
筆者がおすすめするわざわざ訪れる価値ありのパン屋↓
・吉田パン工房(左京区松ヶ崎)
・北白川ベーカリー(左京区北白川)
・まるき製パン所(下京区松原通堀川西入ル)
卸専門のパン屋として、京都の有名高級ホテルやレストランにパンを卸していた
吉田パン工房が2018年に松ヶ崎に実店舗をオープン。
筆者が初めてパン屋で3,000円以上購入してしまったくらい魅力的なラインナップ。
北白川ベーカリーは京大の近くにあり、食パンが有名です。
食パンはほぼ予約完売で店頭に並ぶことはありませんが稀に販売していることがあります。
その時は荷物になろうが迷わずゲット。
そして、京都パン業界の大御所まるき製パン所のコッペパンは別格。
観光客の行列が凄まじいのですが並ぶ価値があるクオリティです。
ここまで美味しいパン屋が多いのでパンを食べる習慣のなかった筆者も
今ではパンをよく食べてます。
ちなみに関西では朝食用などストックするパンのことを「明日のパン」と言います。
京阪電車が快適
埼玉在住の頃、通勤・通学に埼京線や東武線を利用していた筆者にとって京阪電車は超快適!
超快適の理由は大阪まで始発〜終点までボックスシートで座ることができるから!
筆者が大阪に行く場合は京阪電車始発の出町柳駅から終点の淀屋橋まで行きます。
出町柳駅は始発なので必ず好きな場所に座れますし、帰りの淀屋橋も始発なので座ることができます。
特急に乗車すれば出町柳⇄淀屋橋を約54分で到着。
停車駅も11駅。
薄い文庫本なら片道で読めてしまいます。
ボックスシートが快適過ぎて文庫本なら往復で読了できてしまいます。
筆者が初めて京阪電車に乗車した時は有料特急かと思ったぐらい快適&快速。
無料でもこれだけ快適なのにプラス500円で
ハイクラスの快適を体感できるプレミアムカーに乗車することもできます!
プレミアムカーとは特急の1車両が有料席専用車両になっていて
新幹線のグリーン席のように足が伸ばせるリクライニングシートで簡易テーブルと電源があり
ちょっとしたコワーキングスペースにもなります。
1人席もあるので隣人を気にする必要もなし。
スマホで簡単にネット予約でき、通勤ラッシュ時以外は満席になることもあまりありません。
京阪電車のおかげで京都⇆大阪が快適です。
京都の癒しスポット鴨川
京都人の憩いの場として機能している鴨川。
鴨川は京都市街を南北に流れる河川。
今出川出町あたりで通称出町デルタでY字から分岐して
上賀茂方面は賀茂川
大原・鞍馬方面は高野川
と名称が変わります。
その昔、鴨川はしばしば洪水を起こす川として悩みの種でした。
院政を開始し、権力を掌握した白川法皇の有名な言葉で
権力者の自分でもコントロールできないもの(天下三不如意)として
「賀茂川の水・双六の賽(すごろくのさい)・山法師(延暦寺の僧)」
とあげているくらい水害の多い地域。
今ではもうそんなことはないので安心です。
京都に移住して暇だしとりあえず鴨川に行くという機会がよくあります。
鴨川(加茂川)ですること↓
・読書
・瞑想
・食事
・昼寝
・ランニング&散歩
過ごし方はその日の気分。
筆者は小型のレジャーシートとキャンプ椅子を持参してゆる〜く読書しています。
観光では四条大橋や三条大橋からの眺めが定番ですが、
北大路通りから北山通りあたりの眺めが筆者のおすすめ。
京都の癒しスポット鴨川。
移住するなら歩いて行ける距離で家を探すのがおすすめです。
贅沢な朝活時間を満喫できる
京都の朝は早い。
そして清々しい。
行動するならお店が開く10時からではなく7時台から行動するのがおすすめ。
平安神宮や清水寺など有名な寺社は朝7時くらいから拝観できます。
朝活のおすすめポイント↓
・観光客がほとんどいない
・朝の空気が綺麗
・開店直後なら人気店でも空いている
筆者は朝8時くらいにランニングをよくするのですが
哲学の道や平安神宮は観光客がぽつりぽつり程度。
快晴の日は空気が澄んでいてなんとも気持ちが爽快になります。
ピークタイムなら1時間待ちするような人気店でも開店直後ならすんなり入れます。
老舗の喫茶店は朝の営業時間も早いので7時から行くこともできます。
そして昼時は大行列の人気店でも11時台ならすぐに入れます。
京都は今、オーバーツーリズムでどこ行っても観光客で大混雑。
しかし、行動時間を早めるだけで待ち時間もなく快適に観光することもできます。
京都在住者がおすすめする贅沢な時間の過ごし方です。
いかがでしたでしょうか。
京都に移住してからふと感じた些細な幸せを紹介しました。
移住してから15年以上経ちますがまだまだツーリスト気分が抜けてません。
暑くて寒くて観光客が多い京都でも移住して良かったと感じています。
それでは。