近所のスーパー(フレスコ)で購入できる京都老舗の味「富美家」シリーズ。
今回は、ショッピングセンターなど大きめのスーパーで購入できる商品をご紹介。
近所のフレスコでもおなじみの「富美家」といえばやはりうどんを思い浮かべる人が多いはず。
けれど実はラーメンも展開されていてその名もずばり「和風ラーメン」。

最近、昔ながらの中華そばを出す蕎麦屋や大衆食堂にハマっていることもあり、今回の「富美家 和風ラーメン」にはかなり期待。
京都を代表するうどん屋が手がけるラーメンということでやはり注目はスープ。
和風=鰹や煮干しを思い浮かべるところだがこのラーメンは昆布だしが主役。
具材にも手が込んでいて、チャーシュー3枚、めんま、ねぎ、海苔とバリエーション豊か。


「京の味 和風中華スープ」とは一体どんな味なのか。
期待がふくらむ中さっそく調理開始。
まずはスープを鍋で温めていく。
火にかけるとすぐに立ち上ってくるのはやや強めの醤油の香り。
そこにふわりと和風だしのようなやさしい香りが重なり、いわゆる中華スープとは一線を画す、まさに「和風中華」と呼びたくなるような奥ゆかしい香りが広がっていく。

今回も、以前の焼きそばと同様に調理方法の記載が見当たらず。
麺を湯切りしてからスープに入れるのか、それともそのまま入れるのか少し迷ったが今回はそのままスープに投入。
麺はコシのあるタイプではなくやわらかめの仕上がり。

調理時間はおよそ3分程度。
麺とスープを一緒に温めるだけなので手軽に完成するのも嬉しいポイント。
簡単ながら、香りも味も「和風中華」の名にふさわしい仕上がり。

見た目はまさに昔ながらの中華そばといった佇まい。
さて、気になるお味は──
これまた見た目どおりの昔ながらの中華そば。
昆布がきいた和風中華スープと聞いていたが実際に飲んでみると、醤油の味がしっかり前面に出ていて想像していたような和風だしの香りや風味は感じられないが、動物性の油分が入っていないため、全体的にとてもさっぱりとしていてヘルシーな印象。
気づけば、まるで蕎麦つゆのようにスープをかなり飲み干してしまった。
ラーメンにはかなりこだわりがある自分でもこの味は完全に初体験。
麺については、コシがなくやわらかめなので好みが分かれそうだが、スープとの相性という点では意外にマッチしているようにも感じた。
鍋焼きうどんの老舗でありながら、ラーメン、焼きそば、にしんそば、お好み焼きなど、幅広い展開を見せている「富美家」シリーズ。
自宅で楽しめる老舗の味として、自分好みの一品を見つけてみるのも楽しいかもしれない。
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