
Live at Yellow,Tokyo / DJ EMMA
2005年リリース。
毎月第2土曜の西麻布の夜を沸かしていたYELLOWの看板イベント「EMMA HOUSE」初のLIVE DJ MIX CD!
収録曲
1 Robbie Rivera Featuring Laura Vane / One Eye Shut
2 Sander Kleinenberg / The Fruits(Tom Novy Club Remix)
3 Wink / 516 Acid
4 Mango & Terry / Now Listen
5 Greg Churchill / Nolas Scream
6 Smog / Sexy Queen
7 Star Alliance / PVC(Eric Prydz Remix)
8 Edward’s World / Soul Roots(Pianohouse Mix)
9 TJM / Small Cirle Of Friends(Dj Fist Madness Remix)
10 Santos / Bang!
11 Marko Nastic / Vanilla
12 Misjah / So High
13 Wall Five / Gypsy Woman
14 Antoine Clamaran / I Feel Love
15 Sugiurumn / Sweet Amazing(Malawi Rocks Remix)
冒頭から圧巻の選曲!
ピーク直前に選曲されそうなゴリゴリのハードハウス——Robbie Rivera「One Eye Shut (SUPERCHUMBO REMIX)」から一気にフロアキラーSander Kleinenberg「The Fruit (Tom Novy Club REMIX)」へ。
テンションの上げ幅がエグくて、この2曲だけでEMMA HOUSEのピークタイムを一気に疑似体験できる構成。
ピークタイムの熱をクールダウンさせつつ、テンションはキープする絶妙なチョイスJOSH WINKの「516 Acid」。
バキバキにうねるアシッドラインと抑えめながら緊張感のあるビートが絶妙に作用してフロアの空気を少しずつ引き締めていく。
MANGO「Now Listen」は、フロア映え抜群の硬質なビートに高揚感を煽るシンセリフが乗る直球のピークチューン。
無駄のない構成で、フロアのエネルギーをぐっと引き上げてくるタイプの一曲。
DARREN EMERSONのレーベル、UNDERWATERからリリースされたGREG CHURCHILL「Nola’s Scream」は、うねるベースラインとブリブリに歪んだ低音シンセが特徴的な一曲。
ここからは中盤のピークに向けてじわじわと熱を上げていく展開
次に何がくるのか自然と期待してしまう——まさにライブミックスならではの臨場感。
そんな流れの中で投入されるのがSTAR ALLIANCE「PVC」のEric Prydzリミックス。
「Call On Me」で一世を風靡した彼らしく骨太なビートとグルーヴ感が印象的。
ここからさらに上がる予感しかしない。
EMMA氏といえばやっぱりピアノハウス。
そのなかでもよくプレイしていたのがEDWARDS WORLD「Soul Roots」。
高揚感たっぷりのピアノリフにソウルフルなグルーヴが絡む王道スタイル。
派手すぎずそれでいて確実にフロアを温めてくれて、これが流れるだけで“EMMA節”が全開になる。
第2波のピークをしっかり打ち上げた後はトライバルハウスでグルーヴに変化を仕掛けてくる展開。
ここで登場するのがFatboy Slimもお気に入りに挙げていたSantos「Bang」。
陽気なラテンリズムにトライバルビートが絡む開放感たっぷりのフロアチューンで空気を一段ほぐすような絶妙なバランス感。
Santosで空気が一気に開けたあとに続くのがMarko Nastic「Vanilla」。
ピーク直前、もしくは中盤のフロアをじっくり温め直すのにぴったりな一曲。
ミニマルな構成に太いキックとうねるベースライン、派手すぎないのにしっかり効くグルーヴ。
硬質で引き締まったサウンドがテンションを保ちつつフロアを再び集中モードに引き戻してくる。
残すはあと2曲。
ここまで徹底して“歌もの”を抑えてきた流れの中でついに登場するのがAntoine Clamaran「I Feel Love」。
ドナ・サマーの名曲とは同名ながら、こちらはヴォーカルをほぼ排し、執拗にループするシンセで覚醒感を引き上げてくる硬派なテックハウス仕様。
終盤に向けてのアクセルの踏み直しとして完璧なタイミング。
ラストを飾るのはSugiurumn「Sweet Amazing(Malawi Rocks Remix)」。
タイトルどおりの甘美なメロディーと浮遊感ある展開がここまで積み上げてきた熱量をやさしく包み込むようにクールダウン。
派手に締めるのではなく、余韻を残して終わる——EMMA氏らしい余白のあるラスト。
全体を通してYELLOW全盛期の空気感が完璧に再現されてる。
この構成力と選曲のセンス、当時現場にいた人なら自然と体が反応するレベル。
音源だけなのにYELLOWのフロアで体感してる気分になるって再現度が高すぎ。
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