1995年リリース。
電気グルーヴがテクノ・アーティストとしての地位を確立した名盤「Vitamin」リリース後に発表され、日本の音楽シーンでテクノがより身近になった頃にリリースされたDJ MIX CDの金字塔「ミックスアップ」シリーズの記念すべき第一弾!
このミックスCDシリーズは全部で第5弾までリリースされており、どれもがDJのバイブル的内容です。
卓球さんのDJはYELLOWで行われていたLOOPAの頃から通っており、最近では京都METROでもプレイされており、20年くらいDJプレイを体験していますが、選曲にポップな要素を取り入れたプレイは唯一無比な存在ではないでしょうか。
卓球さんのお約束といえばこの曲↓
それでは気になる収録内容をご紹介。
当時、卓球さんが絶賛していたテレビ音源のコラージュ作品を発表していたDUMDUM TVで幕開け!
マイク・ヴァン・ダイクの別名義Mijk’s Magic Marble Box「Gamer’s Night」。
当時未発表曲だった石野卓球REMIX!
続いてJOEY BELTRAMのテクノクラシックス「VOYAGER」。
まるで鼓笛隊が連打したようなビートがループするシカゴ産ミニマルテクノDJ FUNK「Knock Knock」。
Felix da HousecatプロデュースTHREE MATTKATT COURTSHIP「Da Mindfuck」とミニマルな展開が続きます。
ここからは圧巻の選曲!
このMIX CDの影響でどれだけHARDFLOOR「Acperience 5」が売れたでしょうか!
BASIC CHANNEL〜HARDFLLOR〜MAURIZIOの流れはテクノの組曲のような構成。
ぜひとも3曲続けて聴いてほしいミックスです。
JEFF MILLS「In The Bush」からテンポ上げてピークタイムに突入。
この疾走感がたまりません!
ジャーマンテクノの名門Ladomat2000からこの2曲!
90年代の卓球さんらしいカラフルでキャッチーなテクノ。
どちらもおすすめ曲です!
テクノDJにはお馴染みのTRAXMENの名曲「F***n Sucking」。
Dancemaniaレーベルの曲はプレイするDJのセンスによって宝石になるか石ころになるか別れてしまいますがこのミックスはもちろん宝石になっています。
タナカフミヤ氏のレーベルTOREMAから「Mickey House」と「Micro 2」を続けて選曲。
現在のフミヤ氏からは考えられないくらいアップリフティングなミニマルトラックです。
そしてハイライトはこの曲UP&DOWN(Rhythm Masters)!
特徴的なオルガンループからスキャットヴォイスループと大箱映え抜群、原曲(BPM120くらい?)をかなりハイピッチでかけてテクノアンセムに仕立ててます。
Wombぐらいの大箱で聴いてみたい!
デビュー曲「Forerunner」がメガヒットしたベルギーの2人組NATURAL BORN GROOVES。
そしてラストを飾るのは当時未発表曲だった石野卓球氏自身の曲「I Thought 3,But We’re 4 In Fact」REMIXヴァージョン!
駆け抜けるような全20曲。
ミックスアップシリーズでは曲数少なめですがそれぞれの曲が存在感を放ち、個性的な楽曲ばかり。
そしてシリーズの中では万人受けしそうな内容でもありますので入門編としてもおすすめです🙂
デジタルDJ入門に最適の神機DDJ-400の後継機種↓
MIX UPの後続シリーズDJ-Fシリーズ↓